今日も『THINK AGAIN』という本からの学びをシェアしていこうと思います。
人は幸福を追求しようとすると、むしろ不幸を招く可能性があるという。
その要因を4つ挙げている。
- 幸福であるかをチェックするあまり、人生やその活動自体を味わえなくなる。”もっと”を追求することで、日々の幸福をむしろ感じられなくなってしまう。
- 幸福はポジティブ感情の強さよりも、その頻度に比例する。そのため最高の幸せを求めることで、日々の中で感じられるポジティブ感情を見逃してしまい、幸福を感じにくくなってしまう。
- 喜びを重視するあまり、目的意識がなおざりになってしまう。喜びや楽しさは長続きしにくいが、目的意識(意味や意義)は長く維持されやすい。
- 個人レベルでの幸福追求は孤独感をもたらすが、社会的繋がりが根底にある場合は、心身と社会的な健康をもたらす。人は社会的な生き物であるゆえ、幸福においても社会とのつながりが重要。
ここから学べることは、日々の小さな幸福に気づきそれを感じられること、意義や意味を持つこと、そして社会的なつながりを意識することが、結果的に幸福につながる可能性があるということ。
哲学者のジョンスチュアートという人も、「幸福は幸福以外の何かに心を傾けているものだけが幸せを感じる。」「幸せは目標ではなく、目標に向かう道のりで見つけるもの」と言っている。
なので、没頭できる趣味を見つけたり、日々の中で幸せを感じられるようにマインドフルになれるように練習したり、社会的つながりを感じれるような活動を意識することが、結果的に幸福につながりそう。
ちなみに本の中で、意義をもたらすヒントとして、ジョブクラフティングをすることや「今やっている仕事や活動がなかったらどれほどの人が影響を受けるだろうか」を自問するといいと言っている。
確かに、今やっている仕事がなくなった時の影響ってあまり考えないけど、改めて考え直してみると意義って見つかりやすいなって思いました。
今の活動に意義を見出せていない人がいれば、今紹介した質問やツールをぜひ活用してみてください。


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