勉強したつもりに注意。”自己満足バイアス”について

学び方
Young woman working in library archive with old books. She has to sort them all and bunch of books is huge. She looks a bit depressed, but fresh and beautiful

自己満足バイアスとは、自分の現状や行動に過度に満足し、改善や努力を怠る傾向のこと。

例えば長時間机に向かっていたり、参考書を読み込んだりしただけで、勉強したと思ってしまうことなどが挙げられる。

本質的に大事なのは、勉強したという事実より、勉強をしたことで理解できるようになっているか、知識が使えるようになっているか。

国試勉強であれば問題が解けるようになったり、その問題について人に説明できるよになっていれば、理解度が深まっていると言える。

逆に要点をまとめられなかったり、何度も同じ間違えをしている場合は、勉強したつもりになってしまっている可能性がある。

そのため、自己満足バイアスに陥らないようにするために、インプットしたらアウトプットすることをセットにして、知識を言語化できるか、人に説明できるか、勉強した知識を活かして問題が解けるようになっているかなど、実際に知識を使ってみることが大事。

自己満足バイアスは、自己肯定感や自尊心を保つ効果があるが、陥れば成長や学びの停滞につながる可能性がある。

そのため勉強するときは、メタ認知学習(=勉強したつもりになっていないか)を意識して、学習方法を俯瞰的に、客観的に評価しながら取り組んでいくことが大事。

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