今回は前回の記事の続きで、メタ認知をどうすれば鍛えていけるのかについてまとめていこうと思います。
改めて、メタ認知とは何かというと、自分の思考を客観的にみて、分析するプロセスのこと。
そしてメタ認知学習とは、もう1人の自分が自分自身の学習プロセスを客観的にみて、評価・分析しながら学習をコントロールしていくことを言います。
このメタ認知を鍛えていくことで、学習スキルや思考力が向上し、成績の向上にも繋がりやすくなっていく、というものでした。
では、どのようにメタ認知を高めていけるのか?
その答えの一つとしては、
第三者的に自問自答することです。
例えば、
勉強を始める前に
「今日はこの知識を理解できるようにしよう」
「理解するために、まずどの部分の理解を押さえた方がいいだろうか?」
「核となる知識はなんだろうか」
のように自問自答したり、
勉強している最中に
「この知識はあの知識と似てるな」
「今勉強していて、理解したつもりになっていないか」
「今理解するためになんの知識が不足しているんだろう」
のように自問自答していくことで、学習の質や理解を深めていくことができます。
そして勉強した後に
「今日は何を学べて、何を理解できなかったか」
「今日は〜について理解できるようになったな」
「次はどこを勉強したら良さそうか」
「最近はこの分野の時間が多いから、明日は別の分野を増やしてみよう」
みたいに振り返りをすることで、勉強内容だけでなく学習計画も含めて、アップデート、修正をしていくことができます。
メタ認知的に学習を進めていく上で、3つのポイントがあります。
それは上記の例のように、メタ認知を実行する際、
①プランニング
②モニタリング
③評価・修正
のように勉強前、勉強中、勉強後においてメタ認知を取り入れていくことです。
そうすることでむやみに勉強を進めることがなくなり、理解したつもりを防ぎ理解を深め、思考力や成績の向上につながってきます。
いきなり全部を意識してっていうのは難しいと思うので、まずは取り入れやすそうな場面から試してみてください。
ちなみに私が国試対策の始めたてだったら、一旦立ち止まって、どういう順番で学習を進めて行った方がいいか、という問いから、自己分析を進めて、得点率を上げやすそうな分野の勉強から始めていくと思います。
その後に知識の理解度や勉強に偏りがないかなど、学習を調整するために自問自答します。
メタ認知的に学習進めたいけど、難しいという人は、ぜひコメントなどで質問ください。
第三者としての質問をお伝えします。


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